「べにふうき」が花粉症に効くって本当?症状を緩和するお茶とは
「べにふうき」が花粉症に効くって本当?症状を緩和するお茶とは
春が近づくと同時に、「またこの時期がやってきた…」と、辛い花粉症でお悩みの方もいらっしゃることでしょう。
みなさんは、“べにふうき”という品種の緑茶をご存知でしょうか?
“べにふうき”には、アレルギーを抑制する成分・メチル化カテキンが豊富に含まれていることから、花粉症予防や症状の緩和にも効果が期待できるお茶として注目されています。
今回は“べにふうき”の特徴やおすすめの飲み方、そして気になる花粉症対策までをご紹介します。
“べにふうき”とは?
“べにふうき(紅富貴)”は、もともと紅茶用に開発された茶品種です。
べにほまれ(アッサム雑草の紅茶)を母に、枕Cd86(ダージリン在来)を父にもつ“べにふうき”は、日本初の紅茶・半発酵茶(烏龍茶系)兼用品種として、1993年に命名登録、1995年には品種登録されました。
“べにふうき”は開発当初、国内でなかなか流通することがありませんでした。
その理由は、1971年にはすでに紅茶の輸入自由化が始まっていたからです。
その後も研究がすすめられ、“べにふうき”にはアレルギーを抑制するメチル化カテキンを多く含んでいることが分かりました。
メチル化カテキンは、紅茶にすると発酵により消失してしまいます。
メチル化カテキンをそのまま維持するためには、“べにふうき”を緑茶に加工する事が必須です。
カテキンが多い緑茶は、皆さんご承知の通り「渋味」や「苦味」を強く感じてしまいます。
そこで井ヶ田製茶では、渋味や苦味を緩和するために、“べにふうき”の一番茶と二番茶をブレンドして、じっくり焙煎することで飲みやすく機能性の高い緑茶へ仕上げました。
メチル化カテキンが花粉症緩和に有効
“べにふうき”を飲むと、花粉症が緩和されるとお聞きになったことはありませんか?
花粉症の症状として、目がかゆくなる、鼻がムズムズする、鼻水が止まらなくなる、頭痛などさまざまですね。
メチル化カテキンは、かゆみの元となるヒスタミン放出を抑制する効果があると言われており、べにふうき緑茶などのメチル化カテキンを含む緑茶の抗アレルギー作用として、スギ花粉症や通年性アレルギー症状を緩和するなどのアレルギー予防効果が確認されています。
そのため、日常的な飲用によりアレルギー症状の軽減効果が期待されます。
メチル化カテキンとは茶葉に含まれるポリフェノールの一種で、そのなかで最も多いとされるカテキンのエピガロカテキンガレートの一部がメチル化されたもので、“べにふうき”にはこのメチル化カテキンが多く含まれています。
しかしメチル化カテキンは、発酵させると消失してしまいます。
そのため茶葉を発酵させて作る紅茶では、アレルギー抑制作用はなくなってしまうということになります。
簡単にいえば、紅茶を飲んでも効果は期待できないということになりますね。
そこで発酵させることなく製造する緑茶とし、メチル化カテキンをそのまま含んだ“べにふうき緑茶”が完成したのです。
花粉症の症状を抑えたい方は、スギ花粉が飛散し始める1.5ヶ月前から飲用すると効果的とのこと。
早めに飲みはじめ、予防策をとっておくことで、いざ花粉到来のシーズンがきても症状が軽く抑えられることが期待できます。
おすすめの飲み方と注意点
“べにふうき”の淹れ方は、急須に茶葉を入れ熱いお湯(90~95℃)を注ぎ2~3分そのまま待ちます。
アレルギーを抑制してくれる作用がある“メチル化カテキン”は高温でよく溶け出すためです。
湯飲みに注ぐときには最後の一滴からもしっかりとメチル化カテキンを摂取してからお飲みください。
職場など外出先にも便利なティーパックも同様に熱いお湯で淹れてください。
“べにふうき”の「苦味」と「渋味」は、どうも苦手で飲みづらいという方もいらっしゃるでしょう。
そんなときには、生姜エキス(生をすりおろすより、ジンジャーパウダーなどがおすすめ)や、はちみつを入れてお試しください。
渋味が緩和され飲みやすくなりますよ。
“べにふうき”は花粉症緩和のためおすすめしたい緑茶ですがカフェインを含んでいるため、妊婦の方は飲用を避け、胃の弱い方は空腹時の飲用を避けるようにしてください。
また就寝前に飲用すると、なかなか眠りにつけなくなることがあるかもしれません。
“べにふうき”を上手く利用して辛い花粉症の症状を少しでも楽にしてください。
井ヶ田製茶の“べにふうき”を
ぜひお試しください
黒山べにふうきティーパックは、アレルギー症状の緩和に効果がみられる“メチル化カテキン”の含有量が多い一番茶と二番茶をブレンド。
“べにふうき”特有の渋味を抑え、飲みやすさと香り高く仕上げました。
外出先でも淹れやすいティーパックです、ぜひお試しください。
こちらの記事も読まれています
カテキンでウイルスを撃退!お茶の風邪予防効果 |
|
新茶と一番茶の違いは? 縁起物 新茶の魅力をご紹介 |
|
お茶に浮くホコリにみえるものの正体「毛茸(もうじ)」とは? |