お茶に浮くホコリにみえるものの正体「毛茸(もうじ)」とは?
お茶を淹れたときに、“ホコリ”のようなものが浮かんでいた経験はありませんか?
「湯飲みがきちんと洗えていなかったの?」と気になりますが、それはホコリではありません。
今回は、ホコリの正体である「毛茸(もうじ)」についてのご紹介です。
お茶に浮くホコリのようなものの正体
「毛茸(もうじ)」
お茶に白っぽく光るホコリにみえるものが浮かんでいたら、それこそが毛茸(もうじ)です。
毛茸って何?正体を知らなければ、確かにただのホコリのように見えてしまいますよね。
毛茸は茶葉が成長するまでの、ごくわずかな期間にだけ新芽の裏側に生えている白い毛のことです。
茶の木は冬の寒い時期に、幹や古い葉にたっぷりの栄養分を蓄えます。
栄養分を枝先の新芽に託すと、毛茸が新芽を守る役割を果たしてくれます。
他の植物にもみられる産毛の一種で、葉が成長して硬くなるにつれ無くなってしまいます。
そのため毛茸が浮かぶお茶は、新芽の時期に摘み取られた茶葉で作られた良質なお茶の証ともいえますね。
おいしいお茶の淹れ方
お茶を淹れたときに浮いているものが、ホコリではなく毛茸でありその役割が分かったところで、おいしくお茶を飲んでいただくための、淹れ方をご紹介します。
1.煎茶のうま味や渋味をバランス良く出せるお湯の温度は約70℃~80℃です。
2.お湯は急須ではなく湯呑みに入れることで、適温まで冷ましながら湯呑みを温められます。さらに、お湯の量も簡単に測れるので一石三鳥ですね。
3.一人分(約2g~3g)の茶葉を人数分入れ、湯呑みで冷ましたお湯を急須に入れて蓋をします。
4.約60秒待ち、お茶の「濃さ」と「量」が均等になるように注ぎ分けます。
※一人分のみ淹れる場合は、約5g~6gの茶葉で淹れると美味しいお茶になりますよ。
毛茸は、ごくわずかな期間に新芽に生えている産毛です。
次回お茶を飲むときに毛茸が浮いていたら、品質の良いお茶に出会えた証ですね。
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