おいしい「水出し緑茶」のつくり方
冷たい水で手軽に作れる水出し緑茶。 鮮やかな水色とさわやかな口当たりが暑い季節にぴったりですね。
水出し緑茶は、お湯で淹れたものを冷やすのではなく、冷たい水からつくります。
お気に入りの茶葉でつくった水出し緑茶をマイボトルに入れれば、外出先でも冷たくておいしい緑茶が味わえますよ。
さまざまな茶葉でつくることができますが、今回は煎茶を使った水出し緑茶のつくり方をご紹介します。
普段はお茶をお湯で淹れているという方も、冷たい水を注いでつくる緑茶の味わいをぜひ楽しんでみてください。
2ステップでつくれる水出し緑茶
1、冷水ポットに茶葉を入れる
茶葉の量は水1Lに対して約10~15g(ティースプーンで5杯~8杯くらい)。
冷水ポットは、注ぎ口部分に茶こしが付いたフィルターインボトルを使うと便利です。
茶こしが付いていないポットの場合はお茶パックに茶葉を入れましょう。
2、冷たい水を注いで冷やす
冷水ポットに15℃以下の冷たい水を注ぎ、3~6時間ほど冷蔵庫で冷やします。
寝る前に作っておけば、翌朝にはおいしい水出し緑茶がいただけます。
深蒸し煎茶を使うと、うま味や甘味が凝縮された深い味わいの水出し緑茶になります。
また、浅蒸し煎茶を使うと、キレのある爽やかな味わいになります。
好みの味わいを見つけるのもお茶の楽しみのひとつです。
煎茶以外で水出しのお茶を作る場合は、茶葉によって抽出時間が異なりますので、様子を見ながらお好みの濃さに調節してください。
どれくらい日持ちする?
できあがった水出し緑茶は冷蔵庫で保存して、一日以内に飲み切るようにしましょう。
時間が経つほど茶葉が変質してしまい苦味も増すため、できあがったら茶葉をこしたりパックを取り出したりしておくとおいしさがキープできます。
水出し緑茶はお湯による殺菌がなされていない分、飲料水として安全に飲める水を使うことはもちろん、清潔な容器で作ることが大切です。
特に気温の暑い時期は気を付けましょう。
おいしくつくるポイント!
水出し緑茶をよりおいしくつくるには「水」も大切。
水は硬度が低い「軟水」がおすすめ。
日本の水はほとんどが軟水ですので、お茶を淹れるのに適しています。
水道水や浄水器を通した水を使う場合、よりおいしいお茶を淹れるために2~3分ほど沸騰させてカルキを抜くと良いでしょう。
4~5時間くみ置きしてもカルキは抜けます。
水出し緑茶は手軽につくれて見た目にも涼しいため、暑い季節にはぴったりなお茶の楽しみ方です。
煎茶を水出しすると、苦味や渋味がおさえられて、茶葉のうま味がより強く感じられます。
またおいしいだけでなく、免疫力アップを助けたり美肌効果が期待できたりと、体にうれしいメリットも多くあります。
煎茶以外の茶葉でも水出しのお茶の基本的なつくり方は同じです。
いろいろな茶葉で試して、自分好みの一杯を探してみてはいかがでしょうか。
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